1時間半かけて通勤していた勤務時代。通勤時間をとるか、家賃をとるか

監査法人に勤務していたとき、東京・有楽町の事務所から1時間30分かかる埼玉県の春日部市に住んでいました。

今は引っ越して都内に住んでいますが、社会人は通勤時間を犠牲にしてでも手頃で広い家に住んだ方がいいのか、あるいは住居のスペックを犠牲にして会社の近くに住んだ方がいいのかについて考察していきます。

(春日部からでもスカイツリーが見れます)

会社まで1時間30分かけて通勤していた勤務時代

勤務していた監査法人トーマツの東京事務所は東京・有楽町にあります。

出張するときも都内がメインで、片道1時間半毎日通勤していました。

当時住んでいたのは埼玉県の春日部市。親戚が春日部に住んでおり、東京でどこに住んでいいのかわからず、とりあえず春日部に住もうと軽い気持ちで春日部に部屋を借りました。

東京も埼玉も面積小さいし、隣の県だから通勤も別にたいしたことないでしょ!?

そう思って京都の実家から埼玉に引っ越し、新しい生活を始めました。

京都に住んでいた大学生のとき、京都の実家から大学のある滋賀県草津市まで、やはり1時間半近くかけて通学していました。

当時から会計士の勉強をしていたので、移動中はずっとテキストを読んでいました。

会計学の自作ノートを読み込んだり、会社法の条文を暗記したりするのに、机に向かって座りながらよりも、電車の中で立ちながらの方が効率的にインプットできました。

移動時間が長くても、学生のときのように、読書や勉強にあてればいいじゃないか。

しかしそんな勉強ができるのは、電車の車内が、本が読めるくらいにスペースがあることが前提です。

私は愚かでした。

奈良の田舎者は都会の満員電車の恐ろしさを知りませんでした。

片足しか入らないようなスペースに何人も乗客が押し寄せ、明らかに苛立っている人たちを乗せて、何分も電車に揺られなければなりません。

こんな状態で勉強などできるはずもなく、おじさんたちに挟まれながら、1時間以上電車に揺られなければなりませんでした。

都会の遠距離の通勤は、満員電車という多大なデメリットがあります。

遠距離通勤のメリット

遠いところから通勤することは満員電車や移動時間の長さという点でデメリットがありますが、メリットもあります。

良い部屋に住める

私が春日部に住んでいたときは、40平米、オートロック、新築、追い焚き機能付きで家賃は7万円ほどでした。

一人暮らしには充分すぎるぐらいに良い部屋に住めます。

家にいることが多いインドアな人には、郊外の部屋はコスパがいいので非常に魅力的です。

監査法人には家賃手当はなく、通勤手当は全額手当てされるため、コストを考えれば遠くの家賃が安い部屋に住んだほうが支出は少なくて済んでいたというのもあります。

仕事とプライベートを切り替えられる

通勤時間が長いと、確かに移動は大変ですが、仕事とプライベートで気持ちが切り替えられるというメリットがあります。

仕事で気持ちが張り詰めていても、長い移動時間の間で徐々に仕事モードから解放され、精神衛生は良くなります。

また、家に着くころにはもう時間が遅いので、いったん家に持ち帰って仕事の続きを家でやる、ということもできません。

家で仕事をするということもあまりないので、会社の遠くに住むことで仕事とプライベートの切り分けはできるかもしれません。

休日も、都心のビジネス街とはまったく違う雰囲気の郊外で過ごすため、仕事のことを忘れることができるでしょう。

人が少ない

都心はとにかく人が多いです。

休日の渋谷や新宿はもちろんですが、夜の銀座や新橋も人であふれています。

私が住んでいる武蔵小山も、パルム商店街という大きな商店街がありますが、休日の昼過ぎにはアーケードの道幅全体に人があふれています。

そういった人混みがあまり得意ではないという人は、少し都心から離れたところに住んだ方が落ち着けるかもしれません。

仕事にどれだけのリソースをつぎ込むか、自分の時間をどう使うか

会社の近くに住むか、遠くても快適な家に住むかは、自分が仕事に対してどれだけコミットするかによるかと思います。

残業もいとわず、仕事に100%コミットしていきたいと考えている場合、できるだけ会社の近くに住んだほうがいいでしょう。

仕事も夜遅くまでできますし、朝もぎりぎりまで寝ることができます。

仮に電車がなくなってタクシーに乗ることになっても、それほど大きなコスト負担にはならないでしょう。

仕事以外でも夜に飲み歩くことが多い場合、帰りにタクシーを使うことを考えると、やはり会社の近くの方が望ましいと思います。

もちろん都内に住もうと思うと、郊外に比べれば家賃は高いですし、そのうえ部屋は狭いです。

時間とコストを考えて住む場所を考える必要がありますが、一つ確実に言えることは、

満員電車には乗らない方がいい

ということです。

独立してから朝の満員電車に乗る機会は減りましたが、電車に乗らなくなっただけでストレスはかなり軽減されました。

住む場所を決める場合には、家賃や広さだけでなく、電車がどれぐらいの混雑になるのかも合わせて調べた方がよいかもしれません。


【編集後記】

2/19(火)は終日お客様の会社で決算作業。

傘を持っていってなかったのですが、帰りに大雨に遭い、スーツも靴もカバンもビショビショに濡れて帰りました。

駅からの徒歩時間も短い方が、このようなリスクを軽減できる対策になるでしょう。