知識はググればいくらでも出てくる。知識を料理する力を身につける

会計士、税理士として、専門知識をアップデートを絶えず行うことは必要です。

一方で、知識そのもののを切り売りするだけでは生きてはいけません。ググればすぐに出てくるからです。

重要なのは知識そのものではなく、知識をどのように使うか、その知識をどのように応用するかを考える主体的な姿勢だと思います。

必要なことはGoogle先生が教えてくれる

会計・税務の専門家として事務所を開業していますが、今は会計や税務の専門的な知識はネットで検索すればすぐに出てきます。

ネットでなくても、会計や税務に関する書籍は数多く出版されており、専門家に依頼しなくても低コストで必要な知識を得ることができます。

専門情報ではないような、例えば旅行先のおすすめの飲食店といった情報であれば、GoogleだけでなくTwitterのハッシュタグを追っていけば色んな情報を受け取ることができます。
(ハッシュタグを使って検索することを「タグる」というそうですが)

必要なことは全てGoogleが教えてくれるこの時代に、専門知識を売りにしている会計士や税理士といった資格そのものの優位性は落ちてきています。

知識を「料理する力」が専門家には求められる

知識そのものはいくらでもネットに転がっている時代、専門家に求められるのは、知識をたくさん記憶していることよりも、有用な知識を選び取り、加工してお客さんが困っていることの解決に役立つように「料理する力」だと思います。

広大なネットの海から必要な知識を取り出すことは、Googleの機能が進化しているとはいえ、簡単ではありません。

事前に基礎的な専門知識があれば、「どういった情報を検索すればいいのか」、「何を知れば必要な答えにたどり着けるのか」をめどがつけられるので、効率よく情報が収集できます。

サラリーマンが副業を考えているとき、漠然と「サラリーマン 副業 注意すること」と検索窓に打ち込むよりも、節税策を知りたければ「サラリーマン 副業 青色申告特別控除」や、会社にばれないようにしたければ「サラリーマン 副業 住民税」といった検索をすれば、より具体的な知識が手に入ります。

こういった検索方法は、ある程度專門知識がなければ難しいでしょう。

堀江貴文さんの「多動力」では、知識のインプットについて、以下のように述べられています。

骨格となる基礎教養と知識さえ身につけておけば、あとは「検索する力」と「質問する力」さえあれば、いくらでも新しい知識を補完していける。

また、効率良く知識を獲得するだけでなく、それをわかりやすく整理することも専門家には必要でしょう。

税法をはじめとして法律の条文はわかりにくいので、それをそのままお客さんに提示してもお客さんは満足しないでしょう。

法律関係の勉強会などに行くと、テキストの内容が法律の条文をほぼコピペしたようなテキストに遭遇することがありますが、ただ情報を羅列するだけでなく、ビジュアル面にも留意して「難しいことをわかりやすく」提示するスキルが必要です。

知識を「料理する」=アウトプットの質を高める

知識を「料理する」とは、言い換えればアウトプットの質を高めるということでもあります。

専門知識のインプットは当然必要ですが、それだけではもう士業は生き残れないでしょう。

インプットとは、本を読む、セミナーに参加するといったことですが、そのような活動は従来の士業でもやってきています。

それだけでは不十分で、話す、書くといったアウトプットの訓練も必要になるでしょう。その両輪を回すことで、士業として他にはない価値が提供できるようになると思います。

ブログを書くというのも、その訓練の一つです。


【編集後記】

2/4(月)は先週から関わっている12月決算の決算業務の手伝い。

お昼はだいぶ暖かったですが、春ももう近いのでしょうか。

ということはもうすぐ「アレ」がやってきますね。花粉が。