若くして独立したことは強みになるか

29歳のときに監査法人を辞め、独立しました。

税理士業界は、20代というだけでもかなり少数派で、ましてや開業しているとなると、税理士全体の数%にとどまるでしょう。

独立当初から、事務所のアピールをするときには「20代で独立しました。若さを活かしてお客様の成長を支援します!」というようなことを言っていましたが、20代で独立したということは果たして強みになるのでしょうか。

「こいつに頼って大丈夫か?」

4月に統一地方選挙が行われます。

その影響もあってか、駅前には多くの議員や議員候補者が早朝から演説やビラ配りをしています。

その中には、20代半ばの若い議員の人もいて、道行く人に盛んに「25歳の〇〇です!若さを活かしてがんばります!」とアピールを続けていました。

政治に若い人が参画することは素晴らしいことですし、若い世代の声を反映させるために、20代や30代の人を政界に送り込むことは良いことだと思います。

しかし、その演説している20代の議員に対して私が率直に感じたことは、「この若造に政治を任せて大丈夫か?」という感想です。

私が自分の事務所を宣伝するときにも、「20代で開業し、若さを武器に経理・税務をお手伝いします。」というようなことを言ってきましたが、客観的に同じようなフレーズを聞くと、むしろ若さなど強みでもなんでもなくて、むしろその若さが不安要素になってしまうのではないかと感じました。

年齢そのものはアピールすることではない

もちろん、若さを売り出すことが悪いことだとは思いません。

若い先生に気軽に相談したいというニーズもあるでしょうし、経営者も20代、30代といった場合には、同世代の若い税理士のほうが良いということもあるでしょう。

しかし、若さをあまり前面にアピールしても、「若いこと以外にアピールすることないのか?」というふうにも捉えられかねません。

重要なのは、年齢ではなく、結局は実際に持っているスキルや実績でしかありません。

資産税の実務を何十件とこなしてきており、何千万円単位の節税を勝ち取ったことがある、という具体的な実績があり、かつそれを20代で経験してきた、ということであれば、若さという要素はアピールポイントとして強く作用するでしょうが、そういった実績がなく、ただ年齢だけを主張しても、私があの駅前にいる20代議員に対して感じたのと同じような「頼りなさ」を感じるだけでしょう。

年齢はそれ自体アピールするものではなく、それまでに培ってきたスキルや実績を付加する副次的な要素でしかないのかもしれません。

「年齢なんてただの数字よ」

会計・税務のプロとして仕事をする以上、結局は実力で勝負するしかありません。

年齢や若さというのは、実績やスキルを補強する要素ではあっても、年齢自体にあまりアピールする価値はないのかもしれません。

萬田久子さんが書いた、この本のタイトルのとおりなのではないでしょうか。

Age is just a number!

(年齢なんてただの数字よ)

Age is just a number! オンナのキレイ、秘密のTheory

自分がどういうスキルを持っていて、どういうことができるのか、あるいは仕事に対するスタンスなど、若さや実績だけでなく、ブログなどを通じて自分自身のパーソナリティをいろんな視点から発信していきたいと改めて思いました。


【編集後記】

2/27(水)はお客様の会社で決算支援作業。

スーツが破れたので、新宿のビックロ内にあるジーユーでジャケットとスラックスを買いましたが、これがかなりいい。

というより、もうスーツはジーユーでいいんじゃないかという気がしています。

それぐらいジーユーのセットアップは素晴らしい。